オンライン読書感想会レポ

珈琲文明さんの営業終了は20時なのですが、その30分後に集まって読書感想会がスタートできるなんて、オンラインならではですね。ホストは会場セッティングも要らないし、ゲストは移動時間も交通費もかからないし。そして終わった直後からレポも書けちゃいますよ。

赤澤マスターの本が出版されて今日でちょうど1ヶ月経ちました。今日はその本をツマミに飲む会、じゃなかった、みんなで感想を言い合ったり、著者に質問したりする会が開催されました。参加メンバーはライターMARU氏、出版社の萩原氏、実名で主役のペンギンカフェマスター二羽さんを含む合計12名。本に関わった重要人物の皆さんの、それぞれの視点からのお話がとても興味深かったです。

何でもいったん音楽業界に置き換えて考えるとすんなり理解できるという赤澤マスター、MARUさんに促されて小冊子を萩原さんに送ったものの、「これって音楽事務所に届くデモテープみたいなもんだよな。聴かれることもなく棄てられる奴だよな。」と最初からちょっと諦めモードだったところに、なんと手書きの礼状が届いたので心底驚いたと。そこのところを萩原さんに聞いてみたら、「まずはMARUさんの紹介だということ、次に小冊子の中身がとても面白かったこと。それで書籍化を前向きに検討することにした。」のだそうです。誰かに届けたいと思ったら、その物自体がちゃんとしてることはもちろん必要だけど、「わかりやすい安心感」が大事なのですね。

そしてMARUさんミーツ珈琲文明の話。横浜に転居してきたのをきっかけに、横浜に関する本を書こうと考え「横浜カフェ散歩」という本を出したのが5年前。200店ほどのカフェに足を運んで、うち50店をチョイス。その中に珈琲文明があったんだけど、赤澤マスターの人生哲学に触れて「いつか本にしたい」と思っていたのだそう。

そしてこの状況でお店はやむなくお休み中、髪や髭がワイルドになってるペンギンカフェの二羽マスター。本の中ではだいぶストイックで真面目な風に書かれてるって笑ってました。本の167ページ「クレド」の章では、二羽さんのガチなクレドが掲載されています。赤澤さんの周りの読了者の中でも、この「クレド」のくだりが印象深いという方が多いとか。「自営業でワンオペとなればもう王様だけど、だからって好き放題やってもいいってことじゃない。クレドは『法律』、何をするにもこれだけは守ることにすれば、大きくブレることはない。」という赤澤さんに、二羽さんも大きく頷いていました。

質問コーナーでは、「今、人生の岐路にまさに立っているのだけど、どんなことを大事にしたら良いか」というシリアスなものから、「お菓子を作るのに向いている珈琲豆は」というリラックスしたものまで、様々な質問に赤澤さんが答えていました。わたしは二羽さんに、赤澤さんに打診して却下された案件は?と聞いてみました。「手廻しのグラインダー」ですって。そりゃ確かに大変すぎますね。

気づけばあっという間の1時間半でした。参加の皆様、ありがとうございました。またオンラインで、いずれは現実世界でお会いするのを楽しみにしています。(坂本 知香)