オンラインイベント第2段、コロナ禍半年の日々について赤澤マスターのお話を聞く会が先ほど終了しました。参加者6人、スタッフ含め10人のまとまりの良いイベントでした。
飲食店の廃業の数がどえらいことになってる世の中ですが、珈琲文明はきちんと黒字経営のままです。お店のお客どころか、商店街の通りから人が消えた4、5月は当然のことながら売上は減りましたが、その分持続化給付金を受け、さらには6月から客足は戻ったので、給付金はそのまま次の何かに備えてプールされてるそう。3月までと今とで違っているのは、「一人客が増えた」「ノマドなどで滞在時間が増えた」「土日祝の客が減り、平日の客が増えた」「客の引きが早くなった」など。更に、これまで通ってた店が廃業したので流入してきたのか、お客さんのタイプが変わったんだそうです。
6月からの回復の大きな原因の一つに、4月に出版した本のことがあります。告知でメディアに出まくっていましたからね。でもそれを差し引いても、生き残れたのは「行きたいと思える店」だから。これに尽きると思います。廃業店の旧顧客が流れていくのは「街のナンバーワンの店」なので、世界一とかレジェンドを目指す必要はなく、ただこの街の1番を目指そうとのことでした。と言っても、それでも大変なことに変わりはないですけれどね。例えば大手が大幅な意趣替えをしたら、その真似をすることは危なすぎるけれど、替えた理由については考察する必要があって、それを自分の店ではどう反映させるか(させないか)を考えるのは大事なのだそうです。
カフェラボスタッフの経営において、勝因は「信頼」「自分がして欲しいと思うことを提供する」なども挙げられました。「今この状況だからこそのチャンスもあるので、それを探してやろうという意識を持つ。」とも。失われたこと、奪われたことについフォーカスして悲しみ恨み嘆いても無駄ですものね。それは商売をしている、していないに関わらず覚えておくといいことだと思いました。
参加者の皆さんからは「食材ロスについて」「営業時間の決め方について」「豆の販売をしたらカフェ利用の売上を食わないか」「コロナ以降接客に変化はあったか」などの質問がありました。よく客としてお邪魔してるわたしからすれば、もともとほったらかしがおもてなしな赤澤マスターですし、客同士がいきなり仲良くなったりマスターが率先して会話に巻き込んだりという空気もないので、マスクの有無くらいしか変化は感じていません。
ヨーロッパではロックダウンする国もあり、日本もこれからどんどん寒くなるにつけ、感染症の拡大は免れないと思います。それでも「あのお店で珈琲飲みたいな。」と思い続ける人がいればそのお店は無くならないのです。ここから更に半年後、WITHコロナ1年後の文明さんを目撃したいと思います。(坂本 知香)