今年一発目の指南書(カフェラボ限定公開)で「私自身が現場に立つわけではなく、いわば出資するなら、またはフランチャイジーになるならこの手の業態」或いは「自分が客の立場ならこういうお店がいい」という話をしましたが結論を思いっきりシンプルに言うと「商品の原価率が高い」ところです。
店主の愛想が良くなくても、店内がピッカピカに綺麗じゃなくても、居心地がそんなによくなくても、商品そのものが圧倒的に良ければそこのお店を支持します(珈琲文明をはじめカフェに関しては【居心地】もかなり優先順位が高いのは確かですが)。
そして、その具体例として挙げたお店が中目黒にある「ブルースターバーガー」です。
昨日、早速行ってきました。
ポイントのおさらいをしておきます。
・テイクアウトオンリー
・決済はオンラインオンリー
の二点が今後の新しい飲食店様式に対応しているといえます(珈琲文明はことごとく逆行してますね(苦笑))。
すごく良い業態であり戦略であると思うのですが、これを完全な個人店がやるのはやはり設備投資をはじめとしたイニシャルコストがかかり過ぎるので、これらの業態をそっくり鵜呑みにするわけではなく「吹けば飛ぶような弱小個人店」に落とし込むにはこうするべし、という話は今一度1月最初の指南書を参照していただくとして、今回はこのブルースターバーガーに行ってきた感想を述べるにとどめます。
【感想】
・厨房がショーウィンドウになってて作ってるところが見えて期待値が高まり、テイクアウト前に「しずる感」が得られる。
・店内のデザインがエイジング等によりスタイリッシュ。
・ビッグマックやワッパーをはじめとした食べ応えのあるハンバーガーを好んでいた自分にとってはボリュームは少ないが昔ほど大食漢ではなくなってきたので不満はなく(といいつつ肉×3枚のやつにしたのも確かです)、ジャンクで大味な感じではなく、肉本来の味がよく出てたと思い、これが原価率over60効果かと感心(OLさんはじめ女性に支持されそう)。
・「レモネードがすごく良かった」←これ、今回のかなりの強調ポイントなんですが、これまでのファストフードのドリンクといえばコーラ(最近だとコーヒーにも力を入れているのもわかりますが)その辺かなりワンパターンで、私自身もハンバーガーを食べるときは「よりいっそうのジャンク感を満喫したい(笑)」の思いから無理してでもコーラを頼んできていました。
ところが、今回なぜかドリンクメニューにあったこの「レモネード」というのがお店側としても一押しであることも感じとれたたし、家族全員飲み物はレモネードにしてみたらこれが大正解で、ピールもしっかり混じってかすかな苦みも嬉しかった。
このレモネードこそがこのお店の強力なサイドメニューで、これが出ることによって利益率もどんどん上がる。
今回本当にこの点を声を大にして言いたいのですが、この「ハンバーガー=コーラ」だった不動のアイコンを「ハンバーガー=レモネード」に舵を切ったというのはこれからのファストフード界への革命とも呼べるのではないかと思いました。
これらの話を個人店のカフェに当てはめることがカフェラボの至上命題なので、来週の指南書で(今週は「メディアからの取材オファーはどのようにくるか」の話をしますので)は、「メインメニューに対しての革命的サイドメニューの具体例」について述べていきますのでお楽しみに。
※テイクアウトして目黒川沿いで食べようと思ってたらピクニック気分になれる河原なんぞなく、かなりどうでもいい川と道路の隙間みたいなところで食べました(笑)。