師匠のお店探訪 「珈琲紅茶専門店 カフェ カルディ」

例えば二人連れでドアを開けたとすると

「いらっしゃいませ。いらっしゃいませ。」

とマスターが一人ずつに挨拶してくれるお店。

それが綱島にある「カフェ カルディ」​です。


1982年創業、今年で37年。

朝10時から夜10時まで営業、ほぼ休みなし。

豊富なドリンクメニュー、

6種類全て手作りのケーキ、

サンドイッチも充実、

そしてワンオペ。

その鉄人さ加減は尋常ではありません。


赤澤マスターがお店を持つにあたり

「横浜 サイフォン」で検索して

とあるお店を見つけ

教えを請いたいと訪ねたところ

「それならカルディさんに行くのがいいですよ。」と

紹介されたのだそう。


バイト代はいらないから手伝わせてくれないかとお願いしたら

「手伝うのは無理だけど見てるだけならどうぞ。」と。

営業後にはいろんな話を聞かせてくれて

あわや終電、ということもあったとか。

そのお人柄も含め、赤澤マスターが

「師匠」と仰ぐお方です。


地獄のカレーパンのイベント終了後、

カフェラボの皆さんと

見学兼打ち合わせで伺いました。

香辛料の激しい攻撃を受けたせいか

お腹が空いていたので

サンドイッチをオーダー。

こんがりトーストとクリーミーなツナタマゴ、美味しかったです。

味もそうだけど、出てくる速度にも驚きました。


店内も広々しているのに、テラス席もあって

薄曇りの夏の夕涼みをする男性が。

また、常連さんと思われる外国人男性は

とても大人しいワンちゃんを伴って

コーヒーを堪能していました。


以前わたしが家族と訪れた時は

めまぐるしく立ち働くマスターが

わずかな隙間を縫って

小さいブリキのプリンカップの底に

生クリームで「バラ絞り」を作り

冷蔵庫にしまっているのを目撃。

この忙しさの中、バラまで絞るのか?と

目がまん丸になりました。


今日もお客さんが途切れない中

ほんの少しの時間ですが、親しげに談笑する

カルディのマスターと赤澤マスター。

以前、カフェラボの企画に

はるばる参加してくれた

赤澤マスターの弟子を自認する

ペンギンカフェのマスターと

赤澤「師匠」の姿を思い出しました。


同じカフェ運営を志すもの同士

受けた恩恵は次へ繋ぐ、

その光景が眩しく見えました。


本屋にあまたあるノウハウ本を

読み漁ったとしても

実際に成功してるお店に行って

経営者の生の声を聞き

自分の状況に合った助言をもらうことに

勝るものはないですね。


そして、そのチャンスを掴めるのは

真摯に学ぶ姿勢と先輩への敬意と

なにより実行力、強い意志のある

ほんの一握りの人ではないでしょうか。


カルディのマスター、ごちそうさまでした。

(坂本 知香)